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水子供養について

水子とは、流産、死産、中絶、堕胎で亡くなった胎児のことを言います。
現在圧倒的に多いのは中絶による水子であるようです。
又、その水子の供養を『水子供養』と言い、一般的に寺院で行うことが多いです。
中絶で亡くなった場合などは特に、病院でゴミとして処理され葬られています。
法律的には胎児は、この世に生まれていないので、
人としての扱いをされていないようです。
闇から闇へ葬ってしまうのでその存在を軽視しかえりみることもないわけです。

仏教では母体に発生した瞬間から一人の人間として扱います。
しかしながら、胎児はある時に流産、死産、ことによっては親の都合で中絶により、この世に生を受けないこともあるわけです。
特に中絶は親自身が胎児の命を絶ってしまうわけですから大変不幸なことと言わなければなりません。
期間はどうであれ、いっときは自分のお腹にいた子供を闇に葬ったまま、きちんと供養せずにいることは大変悲しい事です。

仏教の根本原理に因果の法則があります。
因果とは原因と結果のことで、今なんらかの結果があるということは、その結果を招く原因が必ず存在し、なにか原因があれば必ず結果があるという、誰にでも理解できる当たり前の法則が因果の法則であります。
そしてこの因果の法則には何ひとつ例外はないのです。
世の中は善因善果、悪因悪果であって悪因善果などありえないことなのです。
もし自身が幸福でありたいなら、きちんとした供養をすることで、『供養をしていない』という『悪因』を取り除かなければなりません。

これは水子だけではなく、すべてのものの供養に通じるものなのです。

日蓮聖人は、お釈迦様の真実の教えである法華経(妙法蓮華経)、お題目(南無妙法蓮華経)の信仰こそが唯一絶対であり、この信仰のもとで供養することが『最大善』であると説かれています。
まず、法華経、お題目信仰によって子供の供養(水子供養)をして、自身の子供を救い出し、出来るだけ早く成仏させてあげ、自身も苦しみや悲しみから少しでも早く立ち直り、新しい一歩を踏み出して下さい。